俺を見ろ
黒木先輩の家に着いたのは 6時30分だった




「こんばんわ。」




「あら~ いらっしゃい。上がって。」




「お邪魔します。」




「ちょうど お父さんも帰って来た所なのよ。」




嬉しそうに話すお母さん
流石 黒木先輩のお母さん 品があって美人だ




って・・・お父さんにも会うの?




さらに緊張して来た!




「あなた~ 速人の彼女が来ましたよ。」




居間に走って行くお母さん




今 彼女って言ったよね?




黒木先輩を見ると私をじっと見つめていた



私の緊張が伝わったのか ふっと笑って頭をポンポンと軽く叩いた





先輩なりの気遣いだろうか?





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