たゆたうたたか。


「こんなかんじ?」


突然、ゆっくりと私の髪の毛に指を通す。

「え、ちょっと?酔ってる?」
「酔ってないよ、じゃあこんなかんじかな」

空いてる方の右手で私の左手を掴むと指を絡めてきた。
「ちょっと!何やって....」





「....どうされたいですか?」




あまりにも真剣な、目の前の綺麗な瞳で見つめられて。

一瞬、時が止まった。
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