たゆたうたたか。
でもお兄さんのとても嬉しそうな横顔を見てるとまぁ、いっかぁ。と思えてきた。
それにこの天然でマイペースな性格にも段々と慣れてきたかも....しれない。
私はそんなことを考えながら、迫り来る高揚感のようなものを誤魔化すために
フワフワのベッドに手をやり、わざとバウンドさせる。
そういえば、結局。
お兄さんの恋人のこと、聞けなかった。
なんだか気になるけど、また今度聞けばいっかぁ。
綺麗な横顔。
視線の片隅に入れながら、私は微笑んだ。