たゆたうたたか。


でもお兄さんのとても嬉しそうな横顔を見てるとまぁ、いっかぁ。と思えてきた。

それにこの天然でマイペースな性格にも段々と慣れてきたかも....しれない。



私はそんなことを考えながら、迫り来る高揚感のようなものを誤魔化すために
フワフワのベッドに手をやり、わざとバウンドさせる。




そういえば、結局。

お兄さんの恋人のこと、聞けなかった。
なんだか気になるけど、また今度聞けばいっかぁ。


綺麗な横顔。
視線の片隅に入れながら、私は微笑んだ。
< 48 / 109 >

この作品をシェア

pagetop