たゆたうたたか。


「ここだよ、さくらちゃん」


「びっくりしないでね?さく姉」


二人の何とも言えない空気。
なんだか緊張してきたじゃない。




お兄さんがドアノブに手をかけて、ゆっくりと扉を開けた。
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