後輩に惚れた先輩~ドS後輩に惚れた弱み~
*後輩なんて興味ない*
「やっと今日から2年~~~!!」
後輩生活も昨日でさよなら!
今日からは先輩。
先輩...すごく憧れてた存在。
誰がってわけじゃないけど、部活と勉強と両立させてキラキラした存在。
ちょっとウザいって思った時もあったけどやっぱ先輩って格好いんだよね~..
そんなあたしは、
佐野マキ。
それからあたしが憧れてる今度3年の先輩。
中村ハル。皆からハル君ハル君って呼ばれてて皆の人気者。
ほとんどの生徒が狙ってるって噂も..
Y「ねぇ、マキ!ハル先輩彼女いるって噂流れてるよ?」
「え?!う、ウソでしょ?」
登校そうそうに、友達の川崎ユミコからの悲報..
ついてない..
Y「あ、でもあくまでも噂だからね!」
「噂って...でもいる可能性もあるんでしょ?」
Y「まぁ、ゼロってわけじゃないかな~」
「終わった...」
Y「でもさ!今度入ってくる1年にいい子いるかもよ~?」
「年下に興味はないの!どうせガキだし!ガキ!」
そうそう、年下はまだ小学生が抜けきってないただのガキ。
それよりもハル先輩みたいな大人っぽ~い人が良いに決まってる。
まぁ、仕方ないか。ユミコは年下が好きだもんね。
Y「でもさ、やっぱ声変わりしてる1年は良いよ」
「なんの話よ~」
Y「年下の良いところ!」
「なにそれw」
ユミコは相変わらず...
やっぱ後輩なんて、年下なんて。
「あたしには分からないわ」
ガキなんか相手にもならないわ。