後輩に惚れた先輩~ドS後輩に惚れた弱み~
*後輩に落ちる?*
「はぁ~...」
すっかり真っ暗。
1人でこんな時間に帰ったことなんかない。
これも全部中村ジュンのせいだ!
最悪..
怖い...人が1人もいない。
((にゃー
「うわっ..びっくりした...」
もう!!最悪すぎる!
((キーキー
「うわぁああっ!!」
?「うわぁっ!!」
お、おばけぇぇえええええ!!!
?「あ、なんだお前か」
「え...?」
通りかかった公園で、人影を発見。
...でもなんか聞いたことある声..
J「先輩俺をストーカーしてきたの~?w」
「う、うるさい!//」
この後輩は、いつになったら先輩を尊敬するのだろか。
はたしてその時は来るのだろうか。
「..で?中村ジュンはここで何してんの」
J「別に?格好良くたそがれてた」
「それ格好いいの?」
J「俺がしたら格好いい」
中村ジュンは1人ブランコにすわって、たしかにたそがれていた。
でも、格好悪くはない。
J「先輩もどう?」
「...仕方ないから付き合う」
J「どーも」
なんか分からないけどあたしは中村ジュンの横の空いてるブランコに座った。
たそがれ仲間。
J「....なんか嫌じゃないな~」
「なにが?」
J「こうやってんのが。嫌じゃない」
「ふーん..」
とくに喋るわけでもないけど、確かに嫌じゃない。
J「...あ、なぁ。名前なんて言うの?」
「マキ。佐野マキ」
J「マキ?」
「あ、マキ先輩。ね?」
J「はいはいwマキ先輩w」
「そうそう」
一瞬見せた中村ジュンの笑顔が少し悲しそうに見えた。