そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜


「京ちゃん。」


「どうしたの?」

「渥美くんに呼ばれちゃって…、すぐ帰ってくるから、先食べててくれる??」


「それはいいけど、のあ…。」

「?」



ニヤニヤとしながら、肘で私の腰をツンツンとする京ちゃん。


…?なんだろう?


「なっ、なに?」


「それって、アレじゃん!」


「"アレ"?」


「そうそう。アレ。」



「なに???え???」



う〜!わかんないよ〜!

「まあでもあんたには結城がいるしね。」


「っ!?」



な、なな、なんで結城くんー!?



「ま、あとで教えてね」


語尾にハートがつくような言い方をしながら、私の背中を押した京ちゃん。


も〜!いったいなんだろう??


教えてくれたっていいのに〜…。


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