そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜









*




「のあ、ありがと。」


「うん…」


「結城くん、今日は帰らないって。友達の家に泊まるそうよ。」



胸が、ズキンといたんだ。



もうやだ…。





「…っそうなんだ…」



必死に笑顔をつくった。



「もしかしたら…女の子かしらっ?」


声のトーンをあげて、楽しそうに話すお母さん。


お母さんのせいじゃない…なのに…、



やめて!


って叫びたくなる…。





「あんなにちっちゃくて可愛かった凛君がねぇ…。私も年を取ったはずだわ。」










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