そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜
うっ…確かにそれは、言うとおりですけど!!
「結城くんに…これ以上、迷惑かけたくなかったというか…。」
スラスラと日誌を書いていた手が動きを止めた。
「…何それ。今日お前のこと待ってたのも。これ手伝ってんのも。俺の勝手。オマエの気遣いなんて必要ねーし。」
また動きだしたその手は、
筋肉質で男らしい。
私より全然おおきい…。
「で、でも」
「だーかーらーそこは素直にありがとう、って言っとけ。」
口調はイジワル。
だけど、
言ってることはとっても優しい。
…反則……。
「うん、ありがとう。」
「…ん」