そばにいたい!〜二重人格王子とラブ同居⁉︎〜
------
「そっか…、でもさ!その女の人が、結城の恋人だかはまだわかんないじゃん!」
京ちゃんらしい明るい声でポジティブな発想。
元気がでる…。
「うん、だけど……」
「まだ告白もしてない、振られてもいない。じゃあ大丈夫じゃん!」
「そ、そうかな…。」
「うん!だから泣いてないで、好きになってもらえるように、がんばろ?」
そっか…、そうだよね。
まだ、何も始まってなかったんだ。
私の恋は。
これから…だよね!
「京ちゃん、ありがとう!」
相談できて、よかった。
京ちゃんと友達で、よかった。
結城くんがあの女の人と何か特別な感じだったのはショックだった。
でも、それ以上に私の恋心にも、京ちゃんとの友情にも、気づけたから…。
私は、前に進もう。