片思い
「それじゃお母さん…行ってきます」






私はびっくりするほどの方向音痴。





この日のために何回も何回も私が通う中学

校まで歩いた…もう馴れた道なのに今日は

いつもと違う。





空気はいつもより新鮮で、いつもより歩く

のが早い。それに身体中に自分の鼓動が鳴

り響いている。






「着いた…」

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