ユメ
暗闇


「かはっぁ.. ....やめ、ゃ.....やめてぇ」

私の存在に
意味はあったのだろうか

どうしてこんなことになってるのだろうか

皆、私をゴミのような目で...っ


時を遡ること三ヶ月前....

『ユリカ!おっはよー(*`∀´*)ノ』
その大きな声で思わず
「ぴゃあっ」と変な声を出してしまった。
私の耳元で叫んだのは親友で幼馴染みの晴花。

「おはよ...大きな声出さないでよ...!もぅ」
晴花はしゅんとしたような顔で
『ご、ごめんね??』
「...ん、いいけど」

こうしたやり取りをしているうちに
キーンコーンカーンコーン、とチャイムが鳴った。

「ヤバッ急がなきゃ!行くよ、晴花」
『うん!』

ゴッ
この時だれかにおされて、
私は階段を頭から転げ落ちてしまった

「....?イテテ..」
『大丈夫?ユリカ!!って....あっ....』
そう言い、私のうしろを見た晴花は青ざめた顔をして
『ごめんなさい、ごめんなさい』と言いながら
去っていった。



恐る恐る後ろを振り向くと....そこには玲様がいた。

『いたいじゃない、謝りなさいよ』
(ヤバッ...玲様じゃん....)
玲様というのは、この学園の理事長の娘。
理事長はこの学園意外にも
高級レストランなどを経営している
大企業の社長さん。物凄い権力を持っている。
そんな人の娘、玲様には誰も逆らえない


「玲様、す、す、すみませっ...でも私、誰かに押されて...」

『ぶつかったくせにこの私に言い訳とはいい度胸ね?...あなた気に入ったわ...明日、体育館裏で待ってるわ。もし来なかったら.....分かってるわよね.......』
威圧感がすごい。


でも、体育館裏には行ってはいけないような、
そんな気がした。



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