死神の囁き



俺は兄貴の背中に顔を埋め必死でしがみつ

いた。





「施設で何があったんだ」





「あんたに話す必要はない…早く俺らの前

から消えろ」





俺は兄貴にしがみついててよくわかった。





兄貴は凄く震えていた





兄貴も俺も泣き声で





「もう施設には行かない…来るな」

と叫んだ。


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