俺様男子のお気に入り。
後ろを振り返ると李矢が笑顔で見送ってくれているのがわかった。
李矢のお父さんは空手を教える先生で私と李矢は週に4回は道場に通っていた。
厳しかったけど、ためになった。
今はもう私は止めたけど空手で習得した技は未だに忘れていない。
私は李矢をいつの間にか見つめていた。
「あの~名前わかんないけどさ、あいつ桃を待ってるみたいだよ。行きな。んじゃ、家で待ってる!」
李矢は家に入っていった。
せっかく李矢が来たのに李矢と楽しみたかったのに…