俺様男子のお気に入り。
涙で滲む花火。聖夜side
俺は今隣に座っている、桃の肩を借りていた。
ハッと我に返り肩から顔を遠のけた。
「ごめん。」
「いいよ。もうすぐで花火が始まるってよ。楽しみだね。」
桃は楽しそうに笑っていた。
もう…隠せないんだな。
「俺の話し聞いてくれるか?」
桃は頷いた。
俺は斎藤が言った過去話を桃にした。
中学2年生ぐらいから荒れ始めた俺は幼なじみの彩愛と下校を強いられていた。