Lie friend ―嘘友―
「い、いや、別にそこまでじゃないけど......。
宮岡君こそ、ホントごめんね?
あたしみたいな“車イス”の子が彼女と間違えられるなんて。」
ホントごめん、と謝っておいた。
あたしみたいな車イスの子は、普通の人から見たらめんどくさい。
所詮、あたしの外見はそんな事しか考えさせない。
逆に、いたわろうって思われるのは嫌だけど。
「そんなことないっ!!!」
え?
なんで?