Lie friend ―嘘友―
それって、それって......。
「俺は、松岡さんをそんな目で見ていないよ。
だけど、俺の知っている人の中に、そうやって自分をダメにしていくような子がいたんだ。
目が、物語っていて。
わかるんだ、ホントに。
松岡さんも、そんな目をしていて。
悲し、かった。」
「やっぱり、あたしを哀れんでいたの?」
「違う。
俺は違う。
もし、松岡さんの目に、俺の態度がそう映っていたのだとしたら......。
俺はココにいちゃいけない。」