Lie friend ―嘘友―




「だから、って言うのもなんだけど......。


嫌じゃなかったら、もう少し傍にいさせてください。」



ダメ、かな?


こんなあたしじゃ、ダメなのかな。



「俺で、よければ。


こんな俺で、いいのなら。」



そう言って彼は、あたしにあの笑顔を向ける。


太陽みたいに光ってて、眩しっくって。


宮岡君は、太陽の光を得て、もっともっと輝いた。


やっぱり、あったかいな、って思って。


宮岡君は、とてもとても素敵な人だと思うな。



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