Lie friend ―嘘友―
「誰......か......」
そこであたしの意識はなくなった。
目が覚めると......
「ここは病院?」
あぁ、なんで?
あたし、なにもしてないのに。
神様って、酷いんだね。
こんな過酷な試練を与えるなんて。
足がまだ、ズキズキして。
動かせなくて。
痛くて痛くて、あたしは泣いた。
その泣き声は、悔しさをにじませていた。
お母さん、お父さん、お姉ちゃん。
ごめんなさい。