Lie friend ―嘘友―



それから何分か経った時。


宮岡君の足が自然と止まった。


ん?


ちょっとちょっと!?


どぉしたんですか


まさか本気であたしを置いてくつもりじゃ......



「ほら、ここ。


この館、結構きれいでしょ?」



そう言って宮岡君があたしに見せたのは、なんとなんと、きれいなお屋敷だった。



「な......っ、なにココ!!?」



こここ、こんないいトコがあったなんて、あたし全くもって知らなかったよっ!?




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