Lie friend ―嘘友―
ありえないくらい無理な話だとは思うんだけどね?
「松岡さん、じゃあ帰るよ?」
うん、とあたしは呟いて、宮岡君に任せた。
それからはホントに他愛もない話ばっかたくさんして、2人で笑いながら家へ帰った。
それにしても......、あのきれいなお屋敷、また行ってみたいな。
そういうと、今度またおいでよ、と言ってくれた。
もし行くなら、あたしは宮岡君を誘わなきゃね。
道がわかんないから。
「今日はありがとね。
また今度一緒に行こっ!
宮岡君、疲れたと思うから、今日は早めに休みなよ?」