Lie friend ―嘘友―
いつの間にかあたしの家に着いていた。
時間が経つのって早いね。
もう夕日が出てるし。
というよりはもう夕日も落ちそう。
「は~い。
じゃあまた学校で!」
「うん、また明日ね。」
こうして今日という長い1日が終わった。
楽しかったし、意外と宮岡君っていい人だな、って思った。
初めからみんなとは少し違ってたけどね。
車イスのことを関係なしにあたしに構ってくれるトコ......とか?
そんなこんなで宮岡君との帰り道の寄り道は、終わった。