恋愛ドロップ

『じゃー、体育祭がんばったということで乾杯!』

打ち上げがようやくはじまった。

私がもっていた帽子はふみやがかぶっていた。

すると帽子の臭いをかいだ。

『ちょっと、それデリカシー!』

そんな冗談をいいながらあっという間に2次会までいった。

花火をしていると、親から電話がきて

『いまから迎えにいくけん、まっとって。』

といわれた。

私は、『クラスの男子が送ってくれるって言っとるけん大丈夫!』

と言って電話をきった。

すると、ふみやが私の真横にいて、

『送ってあげようか?』

と言ってくれた。

『ううん、大丈夫よ。また今度お願いします!』

と言った。

そして帰りは竜に送ってもらった。
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