四角いジャングル
武藤の言葉を聞き、ロックは片眉を吊り上げた表情…ピープルズ・アイブローを見せる。

そんな事は言われずとも…である。

ロックは真剣勝負…シュートをしに来たのだ。

彼自身、シナリオ通りのアメリカンプロレスは飽き飽きしていた。

天才と呼ばれる武藤と、一度本気の試合がしてみたかった。

シナリオのない真剣勝負をしたら、あの天才に勝つ事が出来るのか。

『ピープルズチャンピオン』は、『Genius』からピンフォールをもぎ取れるのか。

長年の疑問が、ようやく明らかになる。

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