四角いジャングル
特に藤原は、大谷の体の柔らかさと膂力に注目していた。

まだ若い為にパワーがあり、100キロものレスラーをも持ち上げられるだけの筋肉も徐々についてきた。

柔軟さを生かしたブリッジが得意なので、スープレックス(反り投げ)も比較的早くに習得したが、何より上手いのはパワーボムだった。

前屈みになった相手の正面に立ち、両膝(もしくは太もも)で相手の頭を挟む。

そこから両腕を相手の胴周りに回してクラッチし、相手の身体を反転させながら自らの頭上まで跳ね上げ、そこから自らしゃがみ込みながら相手を背面からマットに叩きつけるという技。

多くの場合はそのままフォールの体勢に持ち込む。

改良系として、叩き付けた後にそのままフォールせずに、投げっ放す『投げっ放し式』も存在する。

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