学生結婚しちゃいました



「理玖くんが…傷つくことは…言いたくない。」



幸太くんを見つめてそう言った。



「……こんな状況になっても…やっぱり先輩の事を思ってるんだね…。


でも…それなら、うちの家に来いよ。」



いつもよりも少し強い口調の幸太くんが、不思議と安心感を与えてくれる。




「じゃあ……少しの間だけ…お願いします。」






――――こうして幸太くんとの同居が始まった。




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