学生結婚しちゃいました


.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..



俺がそこまで話し終えると、陽菜は食って掛かるように、俺の腕を掴んできた。


「それで??葵さんのワガママって何っっ??」


「いってぇぇ~~!陽菜の爪が俺の腕にめり込んでる!!」


俺が苦痛に顔を歪めると、陽菜が慌ててパッと手を離した。


「葵さんのワガママって何?

『最後にするからキスして?』とか?

もしかして『最後にするからエッチしよう?』とか???

……きっと理玖くんも…あのオッパイ見たら、我慢できなくなっちゃうんだ…」



葵が勝手に妄想してる姿を見て、笑いが込み上げてきた。


「何で勝手に妄想して、勝手に落ちてるんだよ。

そんなんじゃね~よ。」


「じゃあ何?」


「最後にするから、陽菜と俺と葵の三人で話をさせてって。」



俺の言葉に


「ふぇぇっっ??」


と陽菜は、何とも気の抜けた声を上げた。


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