学生結婚しちゃいました
「り…理玖くん?どうしたのっっ??」
グイグイ腕を引っ張られ、脇道に入ると、壁に背中を押し付けられ、私の顔の両脇の壁に理玖くんの手が乱暴に置かれる。
理玖くんの両手に顔を挟まれ、身動きが取れないで居た。
「理玖…くん…近いよ…。」
理玖くんのキレイな顔が目の前にあって、理玖くんの澄んだ茶色の瞳で見つめられたら、私も…目を逸らすことが出来なくなっていた。
「せっかく我慢してたのに…煽りやがって。」
はい?これは理玖くん??
いつもより言葉遣いが少しばっかり悪くないですか?
「あ…煽ってなんかない…よ?」