学生結婚しちゃいました


「それって無自覚なの?それとも計算?」



無自覚?計算??

何なに?何が?どの辺りが??

いや…確かに…自分からキスしましたけどね?



目を白黒させていると、理玖くんがフッと笑った。



「陽菜は…計算なんて出来る奴じゃないか…。」



そう言って、理玖くんの顔がグイッと近づいて来た。



―――――キスされる。



そう思ったのに…理玖くんは、私のオデコに自分のオデコをくっつけた。

理玖くんの柔らかいフワフワの髪が、私の顔に掛かり、くすぐったい。

すると…理玖くんが低い声で囁いた。



「煽った責任取れよ…。」



そう言うと…噛みつくようにキスをした。



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