学生結婚しちゃいました


名前を呼び捨てにされた理玖くんが、一瞬止まり、更に私を強く抱きしめた。



「陽菜…。家に帰ろうか…?」



「……うん。」




そう言って、私を抱きしめる腕を緩めると、最後に軽くチュッとキスをして、私の手を取った。




二人で手を繋いで、家までの道のりをユックリ帰った。




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