学生結婚しちゃいました
その姿が可愛くて、理玖くんをギュッと抱きしめた。
「あの時は…私も驚いたけど…でも、気持ちは少しも傾くことはなかったよ。
いつでも私は理玖くんの事を考えて、理玖くんの事だけを想ってたよ。
それは、いまからもずっと変わらないから、安心して??」
私の言葉に、理玖くんが微笑んだ。
「ありがとう。安心した。
あ…それから、陽菜に渡したいものがあったんだ。」
そう言って、理玖くんは寝室に行き、小さな紙袋を持ってリビングに戻ってきた。