学生結婚しちゃいました
10分程歩いたところで、松岡くんの家に到着した。
「ここだよ~。」
そう言って、陽菜がインターフォンを鳴らすと、しばらくして松岡くんがドアを開けた。
「どうぞ。二人とも中に入ってください。」
そう言って、部屋の中に通された。
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..
部屋に通されて、陽菜の言ってた事が理解出来た。
部屋も別、布団も別。
これなら…本当に何もなかったんだろうな…と感じた。
「ごめん。松岡くん。本当に心配かけた…よね?」
俺が申し訳ない気持ちで、そう言うと、松岡くんはニッコリ笑って、俺と陽菜の前にコーヒーを置いてくれた。