学生結婚しちゃいました


「やだ…私そんなに強く握ったかな…。」


そうボヤキながらも、何だかとても嫌な予感がする。

心臓が嫌な風にドキドキしてる。



「……理玖くん…。」


そう呟いた時だった。




RRRRRRRRRRRRRR




家の電話が鳴った。


出たくない…と殆ど本能的に思った。




「もしもし。」



『もしもし。川崎さんのお宅ですか?』



「はい……どちら様でしょうか?」



< 283 / 345 >

この作品をシェア

pagetop