学生結婚しちゃいました
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無事に年も明け、予定日の1月5日を迎えた。
「ねぇ陽菜…。今日予定日だけど…お腹何ともないの?」
年が明けて初めての研究所に向かう準備をしながら、あまりにも普通に過ごす陽菜に尋ねた。
「それがね…全く何ともないの…。
【おしるし】ってものも、まだ無いんだよね…。
今日予定日に何もなかったら、二日後にまた病院に行かないといけないんだ。
その時は…付いてきてくれる?」
「うん。心配だから当たり前…。
そらは陽菜に似てノンビリ屋さんなんだね~。」
陽菜の言葉を聞いて、俺が笑いながら言うと、頬を膨らませた陽菜が言った。
「でも…夢の中で会ったそらは、理玖くんソックリだったもん。」