学生結婚しちゃいました

**卒業**

～～理玖side～～



俺と陽菜の子どもが生まれた。


予想通り元気な男の子だった。


助産師さんが赤ちゃんを取り上げてくれた後、キレイに拭かれ、体重を測ったり、身長を測ったりされた後、陽菜の元に戻ってきた。



「さぁ～お母さん抱っこしてあげて♡」


と言われ、陽菜の胸元に小さくおさまっている。



小さな我が子は、本能なのか…誰にも教わっていないのに、オッパイを飲もうとしている。



俺はというと…生まれた時から涙が止まらなくて、鼻水まで出てくる始末。



「陽菜…お疲れ様…。

頑張ってくれてアリガトウ…。」



そう言うのが精一杯。


俺の言葉を聞いて、陽菜も涙ぐんでいた。