学生結婚しちゃいました


恥ずかしくて、思わず自分の顔を両手で覆った。

きっと真っ赤になっているはずだ。



何…自分の夜の生活の事を…友達にハッキリ言っちゃってるのよ…私…。



「自分の体型がすっかり変わってしまって恥ずかしいって思いと、子育てと卒論で忙しかったって事が重なってて、すっかり…ご無沙汰なの…。」



顔を両手で覆いながら、ボソボソと呟いた。


それを聞いていた幸太くんがハァ~と溜め息をついた。




「陽菜。お前さぁ…理玖先輩がモテるの知ってるだろ?」


「うん…。」


「俺…理玖先輩と話したり、挨拶したりもするだろ??

そうすると、必ず聞かれるんだよ。あの人誰??って。」



「……えっっ?」



< 330 / 345 >

この作品をシェア

pagetop