学生結婚しちゃいました
恥ずかしくて、思わず自分の顔を両手で覆った。
きっと真っ赤になっているはずだ。
何…自分の夜の生活の事を…友達にハッキリ言っちゃってるのよ…私…。
「自分の体型がすっかり変わってしまって恥ずかしいって思いと、子育てと卒論で忙しかったって事が重なってて、すっかり…ご無沙汰なの…。」
顔を両手で覆いながら、ボソボソと呟いた。
それを聞いていた幸太くんがハァ~と溜め息をついた。
「陽菜。お前さぁ…理玖先輩がモテるの知ってるだろ?」
「うん…。」
「俺…理玖先輩と話したり、挨拶したりもするだろ??
そうすると、必ず聞かれるんだよ。あの人誰??って。」
「……えっっ?」