学生結婚しちゃいました
「理玖くん…私と結婚してくれて、ありがとう。
今まで私の事…支えてくれてアリガトウ。
私…何も諦めることなく、大学を卒業できたのは、理玖くんと周りの人たちが支えてくれたからだよ。
これからも、ずっとずっとヨロシクね。」
そう言うと、蒼空を抱っこしている理玖くんを更に強く抱きしめ、周りに人が大勢居ることも忘れ、自分からキスをした。
「~~~~~~~っっ!!」
驚きすぎて、声も出ない理玖くん。
周りから、冷やかしの声が聞こえるけど…もうそんなの知らない!
私が唇を離すと、真っ赤になった理玖くんが、私の顔を覗き込み、
「家に帰ったら、覚えとけよ。」
と、耳元で囁いたんだ。