学生結婚しちゃいました


「陽菜…俺さ…。

もちろん男だから、そういう欲っていうのは…あると思う。

キレイな女性を見て、キレイな人だな~とかは正直思ってしまう。



でもさ…だから…どうしたいって訳でもないんだ。



俺が触れたいのは、陽菜だけなんだ…。

陽菜の事になると、本当に俺…どうしようもないんだよ。

今だって、こうして陽菜と話してるだけで、陽菜にキスしたいなぁ~とか、もっと触れたいとか思ってんの…俺。どうしようもないでしょ?

俺の頭の中…ほぼ陽菜の事だけなんだよ…あっっ蒼空の事もね。


だから…心配なんてする必要ないと思うんだけど…。」




理玖くんが照れながら、そう話してくれるから、私の中でモヤモヤしていた思いが穏やかなものに変わり始めていた。



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