学生結婚しちゃいました
理玖くんの茶色いフワフワな髪にソッと触れた。
そのまま視線がぶつかり…どちらからともなく唇を重ねる。
何度も角度を変え、どんどん深くなっていくキスに力を奪われていく。
「りく……くん…。」
理玖くんのキスが首筋に落とされていくと、久しぶりの刺激に思わず身をよじる。
「陽菜…カッコ悪いって笑うかもしれないけど…、俺本当はずっと我慢してたんだよ。
陽菜に触れたいって思うのに、卒論とか蒼空の世話で疲れてる陽菜を見たら、とてもじゃないけど押し倒すのはダメだって自分に言い聞かせてたんだ。」
理玖くんが自嘲気味に笑う。