学生結婚しちゃいました
それでも布団から顔を出そうとしない陽菜が、ますます心配になってきて
ちょっと強引に布団を引きはがした。
薄暗い寝室の中。
布団から出た陽菜の顔は、涙でグチャグチャになっていた。
「~~~~~~~~っっ!!」
「陽菜…。何かあったの?
いや…何かあったから泣いてるんだよな。
何があった?」
俺の質問に首を横に振って、手で顔を隠そうとする。
「学校で何かあった?
それともバイト先??」
「・・・・・。」
陽菜は何も言わず、更に首を横に振る。