君の声が聴きたい(仮)

それからも二人は圭に変わらない愛情を注ぎ育てた。

圭は人見知りはするがとても優しく素直な子だった。

「ありがとう」や「ごめんなさい」は素直に言い、駄々をこねることもそこまでなかった。

それから月日は流れ圭は五才になった。

『来年になれば慣れるだろう。』

そう思い幼稚園に入り二年が経ったが、圭の幼稚園での様子は変わらなかった。
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