近くにいた王子
中学生になったばかりの俺たちは、こんな感じ。
クラス内で、順調に友達もできて。
男友達もいるんだけど、やっぱ俺はアユといるのが1番だった。
紗雪の後ろの席だった、三田麻紀子とも仲良くなって。
俺たちはいつも、4人でいた。
そんな時、出会ったのがあいつ。
バスケ部に入った俺は、
放課後、部活へと走り出そうとしていた。
中学から始めたバスケは、かなり楽しくて。
俺は部活が大好きだった。
靴箱へとかけていた時。
ドンッ
「あっ、すいません」
玄関で、思い切りぶつかってしまった。