恋のカタチ

『俺は間違ったことは一つも言ってないし、それにあんたがバカで無責任で非常識なことは、わかりきったことじゃん。………ハッ、今更言われてもね。』

―淡々と喋りだす大道寺

「……~~~~~!!!!!!!!!!!」

―今にも爆発してしまいそう
な私
我慢よ、心。落ち着いて落ち着いて…

『バーカ』




――ブチっ

大道寺の最後の一言に私の我慢も限界となった。

「…あんたなんて、あんたなんて、大っ嫌いだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」

私の叫びは、学校中に響いていった。

―〇月×日
彼―大道寺 茶兎 は
今日、私が生きてきたなかで、もっとも嫌いな男へと、なりました。

――印象は、最悪です。


< 27 / 306 >

この作品をシェア

pagetop