闇にいる姫
__ガチャ
「…な…で…‼︎」
ん?何してるんだろう…?
てか、誰も私に気づかない…
私は、気配を消して竜神からは見えないところに隠れた。
「…乱菊が来ないんだけど…」
私、30ぷんぐらい待ってるんだけど…
もしかして、乱菊学校にきてないとか…?
「…もう、帰ろうか…」
そう思って、降りようとしたら…
__ガチャ
「あ?てめぇら、誰だ?」
んん?
この声は…
「ふっ。やっと、来たか…」
来るの遅すぎ。
あとで、締めとくか。
竜神「あなたたちこそ誰ですか?」
あ。こいつら、乱菊って気づいてない。
ま、乱菊は顔をだしてないし?
当たり前か。
乱菊「ここは、俺ら場所だ」
竜神「はぁ?俺らを誰だか知ってるのか?」
いや、竜神さんよ…
自分達が彼らより、つよいと思ってるかもしれないけど…
あんたら、弱いよ。
乱菊「全国No.1の竜神だろ?」
竜神「あれ?知ってたんだ?」
乱菊「そりゃな。族のことは、把握している」
…てか…
乱闘はまだなわけ?
私、ねむいんだけど…
竜神「今度からは、ここはおれたちの場所にする。出て行け」
竜神の総長…
ドンマイ。
乱菊「ハッ。格下が何言ってるんだよ?」
竜神「格下…?」
笑笑
竜神のやつら、全くわからないって顔してるし(笑)
乱菊「あぁ。格下だよ。“たかが”全国1位だろ?」
おーい。
さすがにそれは、ダメだろう…
竜神「お前…‼︎」
ほら、竜神が怒ってる。
顔を真っ赤にさせながら…(笑)
竜神「怠慢しようぜ。俺が勝ったら、ここは俺たちの場所だ。負けたら…」
乱菊「ここから、出て行け」
竜神「わーったよ」
はぁ…
竜神、御愁傷様。
君らみたいな全国1位が世界の乱菊に勝てるわけないのに…
竜神「よーい。スタート」
____ドカッ
____バキッ
うん。さすが、乱菊。
強い。
「てか、これって…幹部vs幹部…?」
でも…
「力差がすごいある。てか、そろそろやばい?」
ずっと、怠慢してるんだけど…
てか、乱菊はたぶん本気出してない。
本気出してたら、こんなにかかるはずがない…