闇にいる姫
_ガチャ
あのあと、京ちゃんに連れられて空き教室に来た。
京「で?どうした?」
「なんで、あいつら転校してきたの」
京「?なぐらいつけろよ。ま、いいや。なんか、姫を守るためらしいぞ?」
「姫を守るため…?」
京「あぁ。てか、ハッキングした方が早かったんじゃないか?」
「めんどくさいことは、嫌い」
京「いつまで、猫かぶるんだ?」
「さぁ?飽きたら?」
まぁ、飽きないと思うけど?
でも、そろそろめんどくさい。
京「そか。姫鏵…昨日、繁華街に行ったか?」
あぁ…
その話し…
「…行ってない。一昨日は行ったけど」
京「そうか…」
京ちゃんが思い詰めた顔で私を見た。
「なに?」
京「この頃…変な奴が目撃されてる…しかも、姫鏵のことを嗅ぎ回ってるらしい…」
「へぇ…命知らずのやつがいるもんだね」
めんどくさいのが増えたな…
ま、いいや。ストレス解消になるし。