涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜



息が詰まるほどの視線の中に、時たま見せる切なげな表情。

この2ヶ月。

変わってしまった、わけじゃない。

ただ、ほんの少しだけ…



「…怜が鞠さんに謝ったところから。」



怜は、現実を知りすぎた。

あの無垢な瞳にうつっていた綺麗な景色は、2ヶ月。…ううん、何ヶ月、何年も前から、少しずつ現実を見てきたんだ。




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