涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜



あのときのあたしが分かっていたことは、


ーー「好きだよ」


そう言って抱き締められた怜の腕の温かさだけだった。


「…怜に告白したよ、あたし。」

「え!?」

「怜も好きだって返してくれた。」

「え!?!?」


ちょ、なんでそんな話進んでるの!?と驚く美羽に笑いながら次の言葉を言った。















「ごめん、だってさ。」









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