涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜




頭が真っ白になって。

だけど。



「…夏希。」

「ん?」



シアワセ、になって欲しくて。



気付いて。

気付かないで。

ううん、やっぱり気付いて。

…いやだ、やっぱり気付かないでいて。



矛盾している気持ちが頭の中をぐるぐるとコーヒーのようにかき混ぜられる。



俺だって幸せにできる。

だけど。

夏希の好きな人、は俺じゃ、ない。






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