涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜



保証がないと動けない、なんて…


ただの馬鹿だ。



「…ねえ、夏希。」

「んー?」


だからさ。


「ちょっとさ…勉強、教えてよ」



最後の…。

本当の最後のチャンス、ください。



「いいよ?
怜の家でおっけ?」

「うん。
ごめんありがとう」


それが無理なら、ちゃんと背中押すから。

夏希に気付かせて、そして…



「大丈夫だって。」



"夏希"だけのシアワセ、願うから。








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