涙恋〜甘えた幼なじみの忘れ方〜
「…別にカッコ悪くてなんぼだろ。
恋愛なんて、カッコつけてするもんじゃねえし。」
そうは言っていても、タイミング云々の話は分かってるつもりだ。
もっと前に、気持ちを伝えていたのなら、こんなことにはならなかった。
きっと、笑ってた。
夏希を傷つけず、お互い大切にしあえた。
だけど、それは、過去の話であって、今の話ではない。
そして、それは、理想の話で、現実の話ではない。